冷えていますが、 熱いのです
水曜日のレディースデー。久しぶりの映画は、号泣ものでした。パンフレットも迷わず購入。監督さんと俳優さんが10年前から温めてきた企画だとか。取材に4年を費やしたとか。ストーリーの裏側にある熱い思いを知ると、作品が一層いとおしくなるものです。
おなじみの「ヤクルト」。実はこの小さなボトルの中にも、熱い思いが込められています。1921年、医学生の代田稔(しろたみのる)は、栄養状態の悪さから命を落とす子供たちがいる日本の現実に、胸を痛めていました。やがて彼は、病気にかかってから治すのではなく、病気にかからないようにする「予防医学」を志し、微生物研究の道へと進みました。
『栄養を吸収するのは腸。病原菌があばれるのも腸。つまり腸を丈夫にすることが健康につながるのではないか』。そんな強い信念のもと研究を続け、腸の中で悪い菌を抑える力が強い乳酸菌を発見。強化培養することに世界で初めて成功しました。それが「乳酸菌シロタ株」です。この乳酸菌を美味しい飲料にして、健康を願うすべての人々に届けたい。医学博士となった代田の願いが、ついにカタチとなったのは、1935年。こうして誕生したのが、乳酸菌飲料の「ヤクルト」なのです。
2009年8月掲載
